良い食べ物とは

栄養素が不足するとイライラや胃の不調がひどくなるので、食事から栄養を摂る必要があります。では、どんな食べものがよいのでしょうか。妊婦は成人の2倍400μgの葉酸を毎日摂取しなければならないので、葉酸が多い食品を意識して摂るようにします。葉酸は色が濃い野菜に多く、ほうれん草、モロヘイヤ、ブロッコリー、枝豆などに多く含まれています。熱に弱く水に溶けやすいので、調理はサッと済ませたり、汁ごと摂れるスープにしましょう。果物ではアボカドやライチに比較的多くの葉酸が含まれています。果物なら生で食べられるので、損失が少なく葉酸を摂ることができます。

ビタミンB6はタンパク質の代謝にかかわっており、不足するとアミノ酸の代謝がうまくできず悪阻がひどくなります。胎児の発育にも必要です。ビタミンB6はカツオやマグロに多く含まれていますが、大型の魚は水銀などの心配があるので妊娠中は控えてください。

悪阻のときでも口にしやすいのがバナナや豆乳です。ポツポツと茶色い点がでてきたよく熟したバナナなら甘くて柔らかく食べやすいはずです。温めた豆乳やバナナオレなどにして摂るのもよいでしょう。悪阻のときはさっぱりとしたものが食べやすいという方が多いようです。果物、ヨーグルト、ゼリーなど好みのものを食べて、大量が落ちないように気をつけてください。

悪阻中は体調優先

妊娠中の悩みの一つが悪阻だと思います。悪阻で吐き気がする、食べられないといった症状がでてきます。それ以外にも胃痛、イライラといったことを感じるケースもあります。こんなときはどうやって過ごしたらいいのでしょうか。

悪阻は病気ではないので安心してください。いつか必ず治まります。悪阻のときは無理をせずに過ごしましょう。洗濯、料理、掃除、買い物など日々やらなければならないことがたくさんありますが無理は禁物です。誰か代わりにやってくれる人がいれば頼みましょう。

健康な赤ちゃんと母体の健康のために食事が大切ですので、買い物は必要ですよね。ですが、悪阻がひどいと食べ物を見るのも嫌になることがあると思います。そんなときは通販やスーパーの宅配サービスを利用するのもよいでしょう。

悪阻がひどくても水分補給はしっかりとしてください。水分は生きていくためになくてはならないもので、わずか数%減少しただけでも不調を感じるようになります。また妊娠中は便秘になりやすくなっており、水分が不足すると便秘が悪化するため、便秘予防のためにも水分補給が重要です。水も飲めないというような場合であっても、レモンを搾った水ならスッキリとして飲めることもあります。ジュース、お茶など工夫をしてみてください。

参考資料 > つわりや便秘を改善するマタニティブレンドハーブティーを販売している「マリエン薬局」

妊婦が摂るべき栄養

元気な赤ちゃんを産むためには妊婦の体調管理が重要です。体調を管理するために大切なのが毎日口にする食事です。食事からしっかり栄養を摂ることで母体の健康を維持することができたり、胎児に必要な栄養を与えることができます。では、妊婦はどのような栄養摂取に気をつければいいのでしょうか。

妊婦がもっとも摂取に気をつけなければならないのが葉酸です。葉酸は細胞分裂に必要で、細胞分裂を活発に行う胎児が必要としています。神経管が形成される妊娠初期に摂取に気をつける必要があります。不足すると胎児の神経管閉鎖障害のリスクが高まります。妊婦の1日に必要な量は400μgです。妊娠1か月前から妊娠12週目まで400μgの葉酸を摂取してもらった試験では、神経管閉鎖障害のリスクが70%減少したと報告されています。

妊娠中は貧血になりやすくなっています。胎児に運ぶための血液が必要なため血液量が増えるのですが、酸素を運ぶヘモグロビンはあまり増えないので貧血になってしまうのです。貧血になると胎児に送られる酸素が不足して成長に影響を与えたり、フラッとして倒れてしまったり、抵抗力が低下して産褥熱などになる恐れがあります。妊婦でなくても女性は鉄分が不足しやすいので気をつけてください。

胎児の骨や歯を作るためにはカルシウムが必要です。カルシウムは日本人が不足しがちな栄養素で、女性は中高年になると骨粗しょう症のリスクが高まるので、妊娠中にしっかりとカルシウムを補給しましょう。カルシウムとマグネシウムを2:1の割合で摂取すると吸収がよくなるので、マグネシウムも一緒に摂取します。